そんなハルとタッグを組むことになるガクこと平学に扮(ふん)するのは、佐野勇斗。ガクは、ハルとは正反対に人とのコミュニケーションは苦手だが、優れたプログラミングスキルが武器のパソコンオタクだ。幼少期からとにかくプログラミングコードと向き合い続けてきたこと以外は、ごく普通の心優しい青年だ。しかし、その能力や人柄は就職活動においては全く評価されず、ずっと憧れていた「ドラゴンバンク」にも不採用を言い渡されてしまう。そんな時、中学時代の同級生・ハルと再会し、1兆ドルを稼ぐ夢へと挑戦することになる。
事業計画も起業資金もゼロからの2人が起業する「トリリオンゲーム」社。“何者でもない”ハルとガクが、企業の成長に必要な才能を求め、個性的な仲間を増やし、知恵とハッタリと確かな技術で大資本「ドラゴンバンク」からの妨害も跳ね返し、前代未聞のロードマップを駆け上がっていく。自分のわがままのために突き進むハルとガクを通して、出るくいが打たれる日本社会の中で戦う挑戦者たちに、“自分を貫く”勇気と希望を届ける。
目黒は「出演のお話を聞いた時はとてもうれしかったです。原作を読ませていただいて、とにかく物語が面白くて今からこの世界に入れると思うとすごくうれしかったです。ハルというキャラクターは自分自身と真逆のキャラクターなので、自分がどれだけ演じられるのか不安もありますが、ワクワクしています」と心を躍らせる。
そして、「正反対であるハルとガクがどんな2人になっていくのか、そして、1兆ドルを手に入れるためのロードマップをどのように駆け上がっていくのかを楽しみにしていただけたらうれしいです。原作を知っている方は『トリリオンゲーム』の面白さをご存じかと思いますが、ドラマ化をきっかけに、この作品をもっとたくさんの人に共有して面白さを分かち合いたいです」と呼び掛けている。