米国債がデフォルト(債務不履行)に陥る危険性が現実味を帯びてきた。米財務省は5月1日、連邦債務上限が引き上げられなければ、早ければ6月1日にも政府の債務支払いを履行できなくなる恐れがあるとの見通しを示した。
筆者はその危険性について、2月18日の「米国債、デフォルトに陥る可能性―デッドラインは6月中旬」で、米国債のデフォルトが現実味を帯びれば、株式市場は暴落、国債価格は急落し、急激なドル売りによるドル安・円高が進行するなど、世界の株式、債券、為替市場は大混乱に陥るだろうと指摘した。
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