【×】COWCOW vs 超新塾【◯】

 タイプが違う芸人同士の異色の対決。超新塾と同じタイプの芸人なんて存在しないから、彼らが戦うと必然的に異色の対決となる。ただし2組ともネタ後半に小道具を使用するというまさかの「かぶり」が発生していて面白かった、これも『THE SECOND』ならでは。

 COWCOWは歌を交えた楽しくてパワーのある漫才。屋外の営業ステージとかでめちゃくちゃ叩いてきたネタなんだろうなというのが容易に想像できた。対する超新塾は相変わらず5人息の合った団体芸。ジャルジャルを倒してきた勢いそのままにここも勝利。引き続き決勝でも台風の目となるだろう。

【×】ラフ次元 vs ギャロップ【◯】

 大阪吉本所属で芸歴もそこまで離れていない仲の良い2組、さぞやりにくかったと思う。ラフ次元は『M-1』ラストイヤーの予選でも披露していたおそらく「超勝負ネタ」で挑んでいた。前回の対戦で「1点(=おもしろくない)」をつけたお客さんが0人という快挙を成し遂げたラフ次元だが、なんと今回も1点は0人、とてつもない安定感。

 対するギャロップは、つかみこそハゲいじりをしつつもその後はハゲ関係ないただただ強いネタで何度も拍手笑いをかっさらっていた。こちらも1点は0人。そしてなんとわずか1点差でギャロップに軍配が上がった。