――お笑い大好きプロデューサー・高橋雄作(TP)が見た、芸人たちの“実像”をつづる。

 結成16年以上のコンビによるお笑い賞レース『THE SECOND~漫才トーナメント~』の「ノックアウトステージ16→8」が、4月29日と30日に行われた。133組から勝ち上がってきた16組のうち、決勝戦「グランプリファイナル」に進出する8組を決める戦いであり、つまり「準決勝」という位置づけになる。

「開幕戦ノックアウトステージ」に引き続き有料生配信は実施されたもののアーカイブはなし、土日の夜開催ということもあり、僕は運良く全組の漫才を視聴することができた。

「賞レースは準決勝が最も白熱する」という例に漏れず、『M-1グランプリ』や『キングオブコント』にも匹敵するような大熱戦が繰り広げられた。紛れもなく全対戦が面白かったので、ネタバレに気をつけながら振り返っていきたい。