◆ラブシーンの生々しさはどのように実現?
また、リアルさでいうとラブシーンもかなり生々しいものになっている。特に陽一とみちがラブラブだった時のベッドシーンはとても濃厚。リアルさが実現されている理由として「『こう演じてほしい』という指示も出しますが」としつつ、
「『このシーンでは5年前のまだ幸せなころ、ジグソーパズルで一緒に遊んでいる時に、その流れでベッドインした』みたいに、その時の関係性や心理状況について役者さんをはじめスタッフ陣に共有したうえで撮影していることが大きいのではないでしょうか」
“神は細部に宿る”というが、セットから登場人物の心理、関係性の歴史など、様々な部分にこだわったことが、これだけ大きな反響につながっているのだろう。何回も観返すことで面白みが倍増していきそうだ。
<取材・文/望月悠木>
【望月悠木】
フリーライター。主に政治経済、社会問題に関する記事の執筆を手がける。今、知るべき情報を多くの人に届けるため、日々活動を続けている。Twitter:@mochizukiyuuki