辛い物は食べすぎに注意!
夏バテに効果が期待できる辛い物ですが、どんなものも適量が大事です。実際に摂りすぎると思わぬトラブルでかえって健康状態を損なう可能性もあります。
辛いものがやみつきになるのはなぜ?
あなたの周りにも「激辛料理が大好き」というツワモノはいませんか?辛いものがやめられないのは、脳内神経伝達物質の「エンドルフィン」が影響しているという説があります。大量のトウガラシを含んだ激辛料理を食べると口の中がヒリヒリ痛いと感じることも多いでしょう。このようにカプサイシンの刺激によって強い辛み(痛み)を感じると鎮痛作用のあるエンドルフィンが脳から分泌されるといわれているのです。
エンドルフィンには痛みを抑えたり強い高揚感や快感を与えたりする効果があり、脳の活性化やストレス解消にも良い作用をもたらします。しかしエンドルフィンは別名「脳内麻薬」と呼ばれるほど強い快感をもたらすといわれているのです。そのため、さらに強い刺激を与えてこの快感を味わおうとして辛いものばかりを食べたり激辛の度合いがヒートアップしてしまったりする可能性もあります。
辛い物を食べすぎると喉や胃腸に負担がかかる
辛い物が好きだからといっても調子に乗って食べすぎてしまうと後で胃が痛んだり翌朝のトイレがつらくなったりしかねません。適度な辛味成分には体に良い効能が多くありますが、大量摂取や辛みが強過ぎると逆に胃の粘膜を傷つけてしまう恐れがあるのです。また人によっては喉が荒れることもあります。
適量は個人差もあって一律にはいえませんが、辛さが心地よい程度にとどめ、過度に摂取しすぎないように心がけましょう。
辛い物で夏を乗り切る!
辛い物は、上手に摂取すれば食欲不振になりがちな夏の健康面をサポートしてくれる救世主となるでしょう。トウガラシなどのスパイスには食欲増進効果が期待できるものがあるので、食べすぎには注意しながら積極的に摂取していきたいものです。スパイシーな料理をおいしく食べて暑い夏を乗り切りましょう!
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