元ジャニーズJr.のカウアン・オカモト氏は2023年4月12日に喜多川擴(ジャニー喜多川)氏の性加害についての記者会見を行った。それから9日後の4月21日、ジャニーズ事務所の藤島ジュリーK.社長が、音楽関連会社などに文書を提出した。

 その文書には「問題がなかったなどと考えているわけではございません」「メディアでの報道、告発等については真摯に受け止めております」などとあり、「最大限個人のプライバシー等の人権に配慮しながら、弊社から独立した立場で行える外部専門家の相談窓口の設置、個別対応を行う準備を進めております」などと具体的な施策も綴られている。沈黙を続けていたジャニーズ事務所が、「まず一歩」前進したことそのものは肯定できるだろう。