突然の報道姿勢の変化には驚かされるが、「所属タレント向けの相談窓口」の実情も世間を呆れさせている。

 27日発売の「週刊文春」によれば、カウアンの記者会見の翌週に、所属タレント向けに相談窓口の案内があったというが、その窓口を担当しているのはなんと所属タレント。しかも、ジャニーズアイランド社長に昨年就任した元V6の井ノ原快彦を始め、TOKIOの国分太一と松岡昌宏、関ジャニ∞の村上信五、Hey! Say! JUMPの山田涼介、Sexy Zoneの菊池風磨という、「ジュリニ」――ジュリー社長“お気に入り”の面々ばかりだったのだ。

「今年17年ぶりに復活したジャニーズ成人式には、井ノ原、国分に加え、再開を提案したとして菊池の姿も。山田も以前からジュリー社長とたびたび食事をしていることが報じられ、“ジュリニ”と目されてきていましたし、そもそも山田や菊池もメンバーの『ジャニのちゃんねる』自体が“ジュリニ”揃い。嵐やKAT-TUNだけでなく、TOKIO、関ジャニ∞、Hey! Say! JUMPも生粋の“ジュリー派”です。村上、山田、菊池の3人はそれぞれ事務所からもプッシュされてますし、特に村上は先日、非常勤ながら農業関連企業の事業開発担当に就任するという異例の発表があり、『ジャニーズの副業禁止ルールとは何だったのか』との批判の声も出たばかり」(女性誌記者)

 親・社長派の面々ばかりを揃えたこの「相談窓口」に、近年の事務所に失望しているジャニーズファンからは失笑の声が相次いでいる。無論、現役タレントが窓口を務めるという体制に、「なぜ第三者機関を入れないのか?」と世間も呆れ声だ。