のらりくらりでどこまでいけるか。
ジャニーズ事務所創業者の故・ジャニー喜多川氏による所属タレントへの性加害疑惑について、元ジャニーズJr.で歌手のカウアン・オカモトが日本外国特派員協会で顔出し実名告白をしたのが4月12日。被害者はほぼ未成年とみられ、さらに、ジャニー氏の“行為”を受け入れるかどうかと事務所内での扱いには大きく関わりがあったとの認識がジャニーズJr.内にはあったとの証言から、優位的な立場を利用したきわめて悪質な行為が何十年にもわたって続けられていたとみられている。
「週刊文春」(文藝春秋社)も追及の手をゆるめず、証言をする元ジャニーズJr.の数は増えていく一方。20日発売号では、ジャニー氏が指名したジャニーズJr.を事務所スタッフがジャニー氏のいるホテルまで送迎していたとも伝えており、現社長で、20年以上前から取締役として経営に関わってきた藤島ジュリー景子氏ら上層部のみならず、スタッフにいたるまで、“事務所ぐるみ”でジャニー氏の性加害を黙認し続けてきたと考えられる。
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