「2人でスベろう、もう」
乗りツッコミならぬ、乗り心中とでも言えようか。強くツッコんだりあしらうように流したりといった、そんな予想の範囲内のリアクションを裏切りつつ、おさななじみの2人の関係性をにじませるようなひと言。そのひと言であんりは、VTRをワイプで見ていたスタジオの川島らを大きな笑いに巻き込んだのだった。
番宣でゲスト出演する俳優などのゲストが絡んだり、予想外のハプニングが起きたりするオープニングに比べ、話題にのぼることが少ない曜日別のロケコーナー。そんな当たり前に流れるコーナーも、もちろんすべてがいつも面白いとは言わないけれど、だいたい安定して面白かったりする。ぼる塾のコーナーにしても、紹介するスイーツは流行に乗ったものだが、3人の関係はほぼ不易。人やコーナーがころころ変わるとせわしなかったりもするかもしれない朝の番組で、このような変わらない面白さは番組の安定感につながっているのかもしれない。
――と、番組開始から2年を超えた『ラヴィット!』について、その一部を改めて振り返ってみた。もちろん、全て独自の考察である。