店をオープンするまでのこれまでの経緯

生来の食いしん坊で、子どもの頃からお菓子作りが趣味だったという小口さん。青山アンデルセンで洋菓子製造の仕事を10年間。甘いお菓子をたくさん食べてきました。

27年前の1993年、故・東條百合子先生の「自然療法」を読んで玄米菜食と出会います。「動物の命を犠牲にせずに健やかに生きられるなら、その方がいいな」と思い、軽い気持ちで穀物菜食を始めてみたら、それまで疲れやすかったり、体調を崩しやすかったりしたのにもかかわらず、驚くほど元気になったことが大きな契機となりました。

以来、マクロビオティックに魅せられ、生き方の軸となりました。マクロビオティッククッキングスクール リマを筆頭に、ヴィーガンカフェなどでの修業を通じてマクロビオティックを学び、雑穀料理や重ね煮などさまざまな料理の技法を学びました。

今も小淵沢まで通い、ラ・コシナ・デ・ミナカの永井邑なか先生からマクロビオティックを学び続けています。

2001~2017年までの7年間は自宅で料理教室を開催し、その後、2018年8月に同店をオープンするに至ったそうです。

岡谷市近辺のおすすめの観光スポット

諏訪湖に隣接する岡谷市は「湖に映える、美しいものづくりのまち」と言われていて、かつては養蚕業がさかんで、”シルクの街”とも言われていました。

四季折々で変化する諏訪湖はとても美しいです。そんな岡谷市のみどころについて小口さんに教えていただきました。

「なんといってもこの近辺で有名なのは諏訪大社4社(茅野市、下諏訪町)。パワースポット巡りがおすすめです。御柱祭という7年に一度の神事のお祭りもぜひ一度は見る価値があると思います。次回は、二年後の令和四壬寅年に開催予定です」
 

今後のビジョン

「ベジタリアン、ヴィーガン問わず多くの方に喜んでもらえるような料理を作りたい」と語る小口さん。目指すのは、どんな人でもふらりと気軽に食事やお茶に来てもらえる店。店で提供する食事については、「お金をいただく以上、どうしてもご馳走料理になりますが、ハレの料理よりケの料理が大事だと思っています」とのこと。

同店の2階には座卓席があり、小さな子どもや赤ちゃん連れでも安心してゆっくり食事ができると好評です。

大好評だった料理教室の開催を検討中で、特に子育て中のママたちに食の大切さを伝えていきたいといいます。

「好きなことをやってお客様に喜んでいただける、幸せな仕事だと思っています」と笑顔で語る小口さん。やりたいこととできることのギャップに自問自答しつつも、日々進化し、より喜ばれるお店にと邁進するたなこころのごはん。

新緑ドライブを楽しみながら、細胞と五感を躍らせにいきませんか?

「穀物菜食の店 たなこころ」

住所:長野県岡谷市天竜町2-3-2
電話:0266-23-4795
営業日時:水曜、木曜、土曜、日曜 11:30~17:00

※記事の内容は取材時点のものであり、変更される可能性があります。来店時には、あらかじめお店にお問い合わせいただくことをお勧めします。

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