――凶暴なサメが出没する場所というのはあるのでしょうか。

Ricky:人食いザメとして危険なイメージの強い三大サメは、ホホジロザメ、オオメジロザメ、イタチザメ。日本では、ホホジロザメはどこの近海にもいますし、イタチザメとオオメジロザメは沖縄の海にいます。イタチザメは古タイヤや空き缶など、なんでも飲み込むので、「海のゴミ箱」という異名もありますね。

――では、どういう時に人を襲うのでしょう?

Ricky:実は、サメは人間を好んで襲っているわけではなく、アシカやアザラシなど本来の獲物や、競合する捕食者と間違えた、という説はよく言われています。また、サーフボードに恰幅のいい男性が乗っていると、アザラシっぽい影ができる。それゆえサーファーを獲物と勘違いして襲ってしまう、という話もあります。

 ちなみに、意外にもサメの中には、海底でじっとしている種類も多いです。種類や個体にもよりますが、サメはパブリックイメージとは逆で、基本的に警戒心が強くて臆病な性格をしているんじゃないかな、と僕は思っています。