サメ好きは「サメ映画」をどう思っているのか
――サメ好きの1人として、サメ映画というジャンルをどう思っていますか?
Ricky:『ジョーズ』のヒットで、「サメ=人を食う」となった固定イメージを払拭したいと思っているのは確かです。一方で、あの独特の「サメ映画」文化はすごく面白いなと。
――「サメ映画」って、大きく『ジョーズ』のようなちゃんとしたやつと、そうじゃないやつに分かれますよね。
Ricky:僕もサメ映画は好きでよく観ますが、レビューするときは、「A級」「準A級」「B級」「Z級」と4段階に分けています。A級は、普通に映画としてのデキがよく、皆さんにおすすめできるもの。『ジョーズ』、『ディープブルー』(99)、『ロスト・バケーション』(16)などです。最近だと、昨年公開された『海上48hours ―悪夢のバカンス―』もおすすめでした。
準A級は、世間的にはB級かもしれないけど、個人的に好きなもの。サメ映画が好きな人は、心のどこかでサメが人を食うことを期待する傾向があるんですけど(笑)、僕の場合、必ずしもそうじゃなくて、何か面白ポイントがあればいい。
B級は、ツッコミどころを楽しむ作品。雑なCG、雑な演技、よくわからんストーリー展開などを、「なんだよこれ!」って言いながら観る。Z級は、もはや「映画」じゃない。サメ映画の沼であり、闇ですね(笑)。
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