二宮からは「バンドももう、敵にしてるな」と、ツッコミという形で菊池の発言の危うさをフォローするようなひと幕も。また、「アジワ」の言い間違いの際には「動揺してる。もういるんだ、頭の中に?」と具体的に特定のアーティストについて話しているのではと詰められると、菊池は「いないって」と笑い飛ばしていたが……。
「一部のKing & Princeファンがこの菊池の発言に反応。King & Princeの分裂騒動の背景に“デビューからの夢であった海外進出をさせてもらえないこと”があったとみられているため、『どうしたってキンプリを想像してしまう発言』『時期が時期だけにキンプリのこと触れてるような感じもしなくもない』といった声が出ることに。一方、昨年アメリカのレーベルから世界デビューしたTravis Japanのことを言われているのではと、彼らのファンも不快に感じた人が少なくない様子。Travis Japanには『夢のHollywood』という全米進出への憧れを歌った曲までありますからね。中国市場の大きさなどを考えても、菊池の発言は正論ではあるのですが、“お前ら”といった言い方にトゲが感じられないといったら嘘になりますし、後輩にTravis Japanのようなグループがいることを考えると、もう少し誤解を招かないような表現が求められたのは間違いないでしょう」(アイドル誌記者)
一部グループのファンをモヤモヤさせてしまったようだが、一方で、この菊池の発言には今年に入ってからのジャニーズ事務所の“方針”が反映されているのではとの指摘もある。
「もともとジャニーズは中韓で一定の人気がありますし、独自路線を歩んできたおかげでK-POPとの差別化もされている。加えて最近は、なにわ男子・道枝駿佑の主演映画『今夜、世界からこの恋が消えても』が韓国で日本の実写映画として歴代2位となる100万人動員の大ヒットとなったというビッグニュースもありましたし、その道枝は、Weiboにファンによる非公式のコミュニティがつくられるなど中国でも注目されています。ジャニーズ事務所としてはアメリカ進出よりもアジア市場を狙ったほうが確実。日本と韓国の融和ムードもありますし、ジャニーズタレントが“友好大使”のような役割を担うなら、付き合いの長い与党からのバックアップも期待できるでしょうしね。菊池の発言はそうした事務所上層部の思惑の影響を受けて出てきたものでは。ジャニーズ成人式復活を提言し実現させるなど、最近“上”とも懇意のようですから」(女性誌記者)