――だから、第3弾ゲストの井ノ原さんは、食堂で撮影申請を断られたわけですよね。

冨田 ハハハ、そうですね(笑)。あの断られたときの井ノ原さんの表情は、ほかの番組では見られないかもしれないですね。大悟さんたちはどのタイミングで食事になるかわからないんです。それも一つの要素としてロケでは楽しもうと思って。だから、なかなかごはんにたどり着かないときは「いつ、ごはんを食べるのかな?」と思いながら見ています(笑)。そのタイミングも大悟さん発信なのが自由でいいなと思って。

――そこは、さすが大悟さんですね。ロケでいっぱいいっぱいになっちゃうタレントさんだと、食事に進まないでしょうし。

冨田:そういう場合だと、「タレントさんの食事休憩で、カメラを1回止めてごはん食べてもらわなきゃ」って、僕らも気を遣わなきゃいけなくなるじゃないですか。そういうのは全然ないし、食事に入る過程も尺に入れたいというか(笑)。

 ちなみに、第1弾でポポが寝ちゃったとき、本当は最後にもう1軒、雑草に困ってる方を探しに行きたかったんです。撮れ高的な欲も、僕としてはあって。でも、そこでポポが寝たんで、「これはここでおしまいが絶対この番組らしいし、ポポもお腹いっぱいだから終わろう」と、現場ですぐ判断しました。で、大悟さんに「もう終わりです」と言ったら、大悟さんも「こうなったら、もうおしまいやな」って。そこでやめられちゃう感じが、なんかいいなあと思って(笑)。