皆さんはトークバラエティ番組というとどのような番組を思い浮かべるだろうか? ダウンタウンの松本さんがやっている「人志松本のすべらない話」(フジテレビ系)や「人志松本の酒のツマミになる話」(フジテレビ系)、明石家さんまさんがやっている「踊る!さんま御殿!!」や「ホンマでっか!?TV」。さらには「しゃべくり007」(日本テレビ系)や「月曜から夜ふかし」(日本テレビ系)、「櫻井・有吉THE夜会」(TBS系)などを思い浮かべる人もいるだろう。

 つまり今放送されているバラエティ番組のほとんどがトークバラエティと言っても過言ではなく、芸人にとってトークとはネタよりも必要不可欠で価値が高いものなのだ。

 このようなトーク番組で役に立つのは芸人が経験したことを面白おかしくストーリー立てて話す「エピソードトーク」だ。元々は芸人界くらいでしか使わないような言葉だったが、今や一般的な言葉になっており、ネットで「エピソードトーク」と検索すると「就活の面接に有効なエピソードトークの作り方」や「エピソードトークが苦手な人向けのコツ」といったワードが出てくる。つまり「エピソードトーク」は我々一般人の社会生活やプライベートにおいても重要なコンテンツと認識されていることがわかる。