金融リテラシークイズの平均点は?

金融リテラシークイズは、全国約2万5,000人の18歳から79歳の男女に対して実施されました。得点(1問あたり20点)の全国平均は52.6点、男性平均は54.3点、女性平均は50.8点です。

年代別の平均点は、18~29歳が40.8点、30代が48.0点、40代が51.1点、50代が55.2点、60代が59.3点、70代が59.8点です。18~29歳が最も平均点が低く、年代が上がるほど点数も上がっていくことがわかります。

年代・職業・年収・資産によって金融知識に差がある

同調査では、より詳しい25問の金融・経済に関するテストも実施し、年代・職業・年収・資産別に正答率を分析しています。

年代分析では、18~29歳が42.7%、30代が50.9%、40代が55%、50代が60.4%、60代が64.4%、70代が64.8%で、年代が上がるほど正答率が上がるという、金融リテラシークイズと同じ結果が得られています。

職業分析では、教員・公務員が65.1%、無職が61.2%、自営業・会社員が57.4%の順に正答率が高く、最も正答率が低いのは学生の42.6%でした。

年収分析では、年収が上がるほど正答率も上がり、年収1,000~1,500万円の68.5%が最高で、年収1,500万円以上になると67.6%と若干下がる結果となりました。また、最も正答率が低いのは収入なしの37.6%でした。

資産分析では、資産の金額が増えるほど正答率は上がり、資産2,000万円以上は74.5%と非常に高い正答率を記録しました。最も正答率が低いのは、資産なしの41.9%でした。

20代で資産形成に取り組むべき理由

結婚や出産、マイホームの購入といったライフイベントを迎えたとき、それまで資産形成に取り組んできたかどうかで選択肢の幅が全く変わってきます。

金融広報中央委員会の「家計の金融行動に関する世論調査[単身世帯調査](平成30年)」によると、金融資産1,000万円以上の人の割合は20代だと1.7%ですが、30代になると10.6%に増えます。10人に1人が、30代で1,000万円以上の金融資産を保有しているのです。

この結果から、20代でも計画的に資産形成に取り組む人はたくさんいることがわかります。30代になってから慌てることがないよう、20代のうちからお金との付き合い方を学んでおくと安心ですね!

金融リテラシーは人生を豊かにする

金融や経済に関して適切な知識を持っておくことは、自分の身を守ることにつながります。

「老後2,000万円問題」が一時期メディアをにぎわせましたが、家族構成やライフスタイルによって必要な金額は一人ひとり異なります。今のうちから自分の収支を把握し、資産形成に関する知識を身につけておくことが、将来へのリスクヘッジになりそうですね。

金融リテラシーを高め、自分の力で自分の人生を豊かにしていきましょう!

提供・UpU

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