彼は舞台上で、
「ジェイダ・ピンケット・スミスが今日この式典をボイコットするのは、俺がリアーナのパンティをボイコットするのとおんなじなんだ。そもそもお呼びじゃない」
と痛烈にジョークにした。
彼女の黒人という立場からの抗議というのは、あくまでも名目で、夫がノミネートされなかったことの腹いせに欠席した、と糾弾する。その前段にふれた上で、昨年の騒動を同じ枠組みに当てはめてみせた。つまり、脱毛症をいじられた「被害者」という振る舞いは、むしろウィルとの家庭内不和や、それへの世間からの自身への批判を交わす口実で、怒りの転嫁に過ぎないというのだ。
その上で、ウィル・スミスが主演し黒人奴隷を演じた映画『自由への道』で、
「俺はヤツが白人奴隷主からムチで打たれるのを楽しみに観てるんだ」
とジョークにすると、またもや会場の黒人オーディエンスから爆笑が起こった。
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