◆人生うまくいかない時は暴れてもいい
――本作では仕事も人生もスランプに陥る主人公の姿が描かれます。MEGUMIさんが演じたのは主人公の妻ですが、性別問わず、人生には落ちてしまう時期があります。
MEGUMIさん(以下敬称略)「そうしたときに、取っ散らかっちゃっていいよ、という映画です。今回だったら、深澤が趣里ちゃん演じる“猫のような目をした風俗嬢”とあんな感じになっちゃったり。そのうえで、自分は漫画家としてやっていくんだという発見があったり。新たな自分になっていくための重要な時期というか。そうしたときには、さんざん暴れないといけないのかな、暴れてもいいんだよというのを、この映画は教えてくれる。
今、95歳とか100歳まで生きますから。人生長いよというところで、暴れても、前を向いて歩いていかなきゃいけない。だから闇落ちしてそのまま終わるのではなく、次に向かうための闇だと受け止めてもらえたら」