夏ならではの衣装である浴衣ですが「ぽっちゃり体型だから浴衣は似合わない…」と思いこんでいる方も多いのではないでしょうか?実は選び方ひとつで、ぽっちゃりさんの優しい雰囲気を活かすことができるのです!今回は、ぽっちゃりさん向けの浴衣の選び方・着方をご紹介します。

ぽっちゃりさんに最適なおすすめの浴衣の着方・コーデ方法とは?

①衣紋抜きですっきりシルエットを演出

これであなたも浴衣美人!〈ぽっちゃりさん向け〉浴衣の選び方&着方!
(画像=『BELCY』より引用)

浴衣は着物に比べてラフな雰囲気の和装であるため、あまりぴったり着付けてしまうと、息苦しく見えたり、太って見えてしまうこともあります。そのため「衣紋(えもん)」と呼ばれる襟元のカーブにすき間を作ることで、よりすっきりとしたシルエットを演出できます。

特にぽっちゃりさんの場合、標準・やせ型の方に比べて衣紋抜きの加減が難しいとされており、体型やボリュームに合わせて着方を調節する必要があります。首元と衿の間に、指が3本ほど入るぐらいのすき間を開けるようにするのがポイントです。

②曲線を意識した帯で脚長感を演出

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(画像=『BELCY』より引用)

浴衣の着方において、シルエットを決める最大のポイントが「帯の位置」です。全体にボリュームがあるぽっちゃりさんの場合、低い位置で帯結びをすると、お尻を強調してしまい太って見えることもあります。

そのため、ぽっちゃりさんが帯を締める時には「前は低い位置、後ろは高い位置」をイメージしながら締めるようにしましょう。前後で高さに絶妙な差をつけることで、曲線を描くような帯になるため、寸胴感が出てしまうのを防いでくれますよ!

③裾つぼまりで女性らしさを演出

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(画像=『BELCY』より引用)

数ある浴衣の着方・テクニックのなかでも、女性らしさを演出したい時におすすめなのが「裾つぼまり」です。腰から足元にかけてすぼまるようなシルエットが特徴的な着方であり、全体的にスラリとした雰囲気を演出できます。初心者には少し難しめの着方となっていますが、ポイントを押さえることで自分で着付けも可能ですよ。

「裾つぼまり」の着方・ポイント

浴衣を羽織り、右側の部分を身体の左側に持っていく。この時、裾と床が平行になるようにまっすぐ合わせる。

褄先(衿下と裾が出会う部分)が床から10cmほど見えるように裾の長さを調節しながら、浴衣を引き上げる。

腰紐はきつめに巻き付ける。左側の褄先が少し上がり、脇のラインがぴったりと身体に沿うようになっていればOK。

和装のなかでも比較的身近なものである「浴衣」ですが、なかには「自分で着付けるのが難しい」というイメージを持っている方も多いことでしょう。

ぽっちゃりさんにおすすめの浴衣の柄・色の選び方は?

①柄は縦に流れるようなデザインを選ぶ

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(画像=Photo by 、BELCYより引用)

ぽっちゃりさんにおすすめの浴衣の選び方において、特に大切となるのが「柄」です。一般的な浴衣の柄のイメージは、1つひとつの柄があちこちに散りばめられているものが多く存在しています。しかし、ぽっちゃりさんの場合は逆に太って見えてしまう場合があるのです。

ぽっちゃりさんが浴衣を選ぶ時には「縦にデザインされた柄の着物」がおすすめです。例えば、縦ストライプ柄・胸元から裾まで1つの柄になっているのもが良いでしょう。特に着痩せコーデを考えているおデブさんによる浴衣の選び方のポイントは、縦に強調されたデザイン・柄かどうかを考えながら選ぶと良いでしょう。

②浴衣の色は濃い目にする

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(画像=『BELCY』より引用)

特に着痩せを考えているぽっちゃりさんにぜひ注目して欲しい選び方は「浴衣の色」です。赤や青・白など、様々な色の浴衣が存在しますが、色の選び方によっても太って見える・痩せて見えるなど、印象が大きく変わります。浴衣の色の選び方は基本的に洋服と同じであるため、腕に浴衣の袖を置いて確認すると良いでしょう。

特にぽっちゃりさんの場合、紺色や黒・紅などの濃い色を選ぶとスラリとした印象を演出してくれますよ。反対に、白や淡いピンク色は「膨張色」と呼ばれ、太って見える場合もあるため、避けた方が良いとされています。ベースの色と柄の色でメリハリをつけることで、スマートで大人っぽい着方ができるためお、おすすめです。

③帯ははっきりとした色を選ぶと良い

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(画像=Photo by 、BELCYより引用)

浴衣コーデにおけるアクセントとなる道具が「帯」です。初めて浴衣に挑戦する人のなかには「あまりこだわらない」という人も多い帯ですが、帯の色によってはより着痩せして見える着方ができるものもあります。特にぽっちゃりさんの場合、原色に近いはっきりとした色を選ぶことで、メリハリのある雰囲気を演出できますよ。

ぽっちゃりさんが浴衣をレンタルする時の選び方は?

①基本となる浴衣のサイズを測っておく

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(画像=Photo by Tatsuo Yamashita、BELCYより引用)

浴衣レンタル店では、仕立てが完了した浴衣が数多く揃えられています。しかし、多くの場合「サイズ表」を見ながら合うものを選ぶ必要があるため、初めて浴衣に挑戦する方のなかには選び方に悩む場合も少なくありません。浴衣は基本的に身丈(みたけ)・裄丈(ゆきたけ)・袖丈(そでたけ)の3つでサイズが決まります。

レンタル店に行く前に、これら3つの長さをあらかじめ測っておくことで、より自分の体型に合った浴衣を選ぶことができますよ。浴衣初心者の場合、特に裄丈の測り方に苦労する人が多いですが、着物と違ってサイズ幅にゆとりがあるため、多少長さが短くなっても良いとされています。

浴衣のサイズ表の見方・測り方

身丈…着物の縦の長さ。「自分の身長=適切な身丈」と考えて良い。

裄丈…衿の中央から袖の先までの長さ。首の付け根から肩の真上を通り、腕のくるぶし部分までの長さを測って選ぶ。

袖丈…袖の上から下までの長さ。既製品は約49cmのものが多い。

②フリーサイズのサイズ幅に注意すること

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(画像=Photo by Yasuo Kida、BELCYより引用)

ぽっちゃりさんがレンタル店で浴衣を借りる時「フリーサイズ」と書かれている大きいサイズの浴衣を選ぶという人も多いことでしょう。一般的に「フリーサイズ」とは、対応する身長であればほとんどの場合着用可能という意味を表しています。

しかし、ぽっちゃりさんの場合、着用可能な身長であっても、着用時に太って見えてしまう・過度な負担をかけてしまう場合もあります。同じフリーサイズでも、レンタル店で少しずつサイズ幅が違ってくるため、より安心して浴衣を楽しむために「BL」サイズなどがレンタル店に用意されているかを調べておくと良いでしょう。

③帯の長さにも注目すること

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(画像=Photo by 、BELCYより引用)

浴衣や着物など、和装を楽しむ時に個性が出るポイントとして「帯結び」があります。和装に使われる帯には、浴衣の種類によって様々な長さが用意されており、帯の長さによってできる帯結び・着方が違ってくるのです。ぽっちゃりさんの場合、通常よりも少し長めの帯を選ぶと、様々な結び方・アレンジが可能になりますよ。

和装に使われる帯の長さ・結び方の関係

360cm…帯のなかでは短め。ぽっちゃり体型の人は、小さめの「お花結び」が可能。

380~400cm…標準的な帯の長さ。6枚リボン結び・5枚立て矢・5枚枝垂れなどといった、多彩な結び方が可能。

420cm…長めの帯。7枚リボン・6枚立て矢などの結び方が可能。全体にボリュームを出したい時にもおすすめ。