あらゆる質問やリクエストに対して即座に文章で答える人工知能「ChatGPT」の話題になり、ジャーナリストの丸山ゴンザレスさんが宮迫さんに対し「新しい相方になるかもしれませんよ。掛け合いが出来るくらいの性能になるかもしれないし……」と話すと、宮迫さんは「新しい相方なんてとんでもないです。また一緒にってことがあるかもしれないんで」とボケの一環として発言したのだが、これは紛れもなく本心で、宮迫さんはいまだに蛍原さんと一緒に舞台に立ちたいと願っているのを感じることが出来た。

 そう思われている蛍原さんもテレビ朝日の長寿番組「徹子の部屋」に解散後、初めて一人で出演した際に「雨上がり決死隊」の話題に触れており、蛍原さんは、32年にわたって活動してきた「雨上がり決死隊」が解散したときは芸人を辞めようとまで考えていたらしく、それを思いとどまらせてくれたのは結婚して19年になる奥さんを始めとする周りの人達の支えがあったからだと当時の心境を告白した。

 また一緒にやりたいという宮迫さんと、解散によってできた傷を周りに助けてもらったという蛍原さんはとても対照的で、「雨上がり決死隊」が再結成するにはもう少し時間がかかりそうだ。

 雨上がりさんと言えばテレビ朝日で放送されている「アメトーーク!」が頭に浮かぶが、皮肉なことにそのアメトーークによって芸人としての命を長らえた人たちは山ほどいる。本来ならテレビに出演する機会をなかなか与えられないような芸人たちが「○○芸人」として出演させてもらうことにより、芸人として正ルートではないが、別のチャンスを手に入れることが出来て、芸人としてのセカンドルートを歩み始めることが出来るのだ。