このコラムを見ている人の多くはお笑いが好きだったり、お笑いに興味がある人だと思う。そしてそんな人達は多かれ少なかれSNSで芸人やお笑い関係の何かをフォローし情報を入手していると思うのだが、僕もその一人であり、僕自身が元芸人ということもあって逆に芸人さんにフォローされることもあり、メジャーなニュースから若手芸人のライブシーンのこじんまりしたニュースまで、多種多様なお笑い情報が日々提供されている。そんな多種多様なお笑い情報の中で最近多いのは「解散報告」だ。
「え? そこまで多いの?」とお思いの方もいるかもしれないが、ネットニュースになるような解散は思っているよりもメジャーな芸人のみに与えられたものであり、まだまだライブシーンでしか活動していない芸人たちの解散はとんでもなく多い。僕の体感だが、少なくとも月に1組はTwitterなどで解散報告をしているのではないだろうか。
本来ならとても稀な「解散」という悲しい報告が、いつの間にか珍しいものではなく、知らない若手が解散するなんて日常茶飯事になってしまい、画面のスクロールを止めることもなく、瞬時に画面上から消えていき、惜しまれることもなく、あっという間に忘れ去られてしまうのだ。
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