しかし、昨年11月に平野、岸優太、神宮寺勇太の3人は今年5月22日をもってグループを脱退し、ジャニーズ事務所も退所(岸は秋に退所)すると発表。人気絶頂のグループから同時に3人もメンバーが抜けるのは前代未聞で、その経緯は謎が多いが、「週刊文春」(文藝春秋)では「平野が『自分の思い』を伝えるために2022年の始めごろから何度もジュリー社長に面談を申し込んだものの、ジュリー社長のドタキャンが続き、やっと9月に実現してもジュリー社長がまともに彼らの話を聞かなかったため、3人が退所を決断した」などと報じられた。
「文春」報道が事実かどうかは判断が難しいが、やはりこちらも錦織の証言を踏まえると、ジャニーさんの遺志を継ごうとした平野らと、ジュリー社長による新体制のスタンスが合わなかったのでは……といった推測ができなくもない。
いずれにしても、錦織の口から「ジャニーさん他界後にジャニーズが新体制となったことが退所のきっかけ」という証言が出た意味は大きく、一連の「退所ドミノ」の真相を解き明かすヒントになるかもしれない。