昨今の映画作品は一作目の時点でトリロジー(3部作)が想定されているものも多いが、かつて続編というものは一作目が興行的に受けたので、という前提条件の上つくられるものだった。

 映画評論家の故・水野晴郎先生は映画がシリーズ化される条件に「2作目がヒットすること」をあげていた。最初の「続編」がヒットすれば次もある。例えば『エイリアン』『ターミネーター』『インディ・ジョーンズ』『バック・トゥ・ザ・フューチャー』は2がヒットしたので3、それ以降もつくられた。

 ここではそんなシリーズ化を目論みながらも失敗してしまい、後が続かなかった「続編映画」の一部を紹介したい。