カンテレ制作となるフジの「月10」枠では、草なぎ剛が主演する『罠の戦争』が1月16日より開始。『銭の戦争』(2015年)、『嘘の戦争』(2017年)に続く「戦争シリーズ」の第3弾で、草なぎにとって6年ぶりの民放連ドラ復帰作となる。内容は「愛する家族を傷つけられた議員秘書が知略を尽くして鮮やかな“罠”を仕掛け、悪しき政治家を失脚させる痛快なエンターテインメント」とされ、共演は井川遥、杉野遥亮、小澤征悦、岸部一徳ら実力派がそろっており、大人の視聴者にウケそうな気配だ。

 火曜日は、NHKの「ドラマ10」枠で1月10日から人気コミックの映像化で“男女逆転の大奥”を描く『大奥』がスタート。4度目の実写化ということもあり目新しさはないものの、3代将軍・家光編から物語ラストの大政奉還までを映像化するのは初で、家光役は堀田真由、家光の側室となる万里小路有功役に福士蒼汰、春日局役に斉藤由貴。脚本は『ごちそうさん』(NHK)や『JIN−仁−』『義母と娘のブルース』(TBS系)などで知られる森下佳子氏と鉄壁の布陣だ。

 テレビ朝日系では、吉高由里子が主演する『星降る夜に』が1月17日より放送。のどかな海街を舞台に、孤独に生きる35歳の産婦人科医・雪宮鈴(吉高)と、音のない世界で自由に生きる25歳の遺品整理士・柊一星(北村匠海)の“年齢10歳差”のピュアラブストーリーが描かれる。恋愛ドラマの名手・大石静氏が脚本を手がける期待作だが、耳の不自由な青年との恋愛というストーリーに対して、ネット上で「silentと似すぎ」との指摘が相次いでおり、まさかの“設定かぶり”で『silent』との比較が避けられないという不安要素がある。