ダウンタウンの松本人志さんが3月19日の放送をもって、約9年半にわたりレギュラーとして出演してきた「ワイドナショー」(フジテレビ系)を卒業することとなった。卒業の理由としては事前に憶測も含めていろいろな理由が飛び交ったが、今回の松本さんの卒業スペシャル回の後半に、卒業の理由と心境を松本さん自身の口で語ってくれたのだ。

 松本さんが語った卒業の理由は「最初はストレス発散になる番組だったのだが、それがいつの間にかストレスを溜める番組になっていった」ということだった。松本さんは「ネットにおける切り取り記事問題」をストレスが溜まる主な理由として取り上げた。

 番組内で語られた松本さんの発言が事実とは違った切り取られ方をし、本意が伝わらない形でネットニュースとして報じられることでストレスが蓄積されていったらしい。しかも番組自体を見ずに、ネット記事のタイトルや切り取り記事を読んだネットユーザーから心ないコメントを浴びせられることにも、心が疲弊していったそうだ。松本さんはこの切り取り記事問題に対し「ネットニュースが何とかなれば、戻ってきたい」と吐露し、どれだけこの問題が深刻であったのかが伺える。