これが事実なら米国にとっては一大事だ。CNNの人気番組「Out Front」は、この日の最後のニュース項目で司令官の証言を伝えた。AP通信は、政権3期目に入った習近平国家主席が中国軍をより迅速に世界レベルにレベルアップさせることを表明したと伝える記事の中で、「巨大大使館」について触れている。
公聴会では最大級の大使館の規模など具体的な発言はなかった。報道の内容も司令官の議会証言を紹介する範囲のもので、独自の検証などはなかった。議会の公聴会という「公の場」での責任ある立場の人間の証言なので、そのまま報じた形だ。
米軍司令官の証言に対し、在バハマ中国大使館は「真実から遠く離れたもの。(バハマにある中国の大使館は)カリブ海で最大の中国大使館ですらない」などとする声明を発表し、強く否定した。
バハマのいくつかの国内メディアは、バハマを舞台にした「米中の対立」を伝えた。米国人の保養地であるバハマでも中国の影響力は強くなっている。議会証言は市民の話題のひとつになり、市民も真相が気になるようになった。
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