渡航後してからの注意点3  売上伝票では必ずチェック 海外加盟店の手数料(サーチャージ)

イギリス、デンマーク、スウェーデン、オランダ、オーストラリアなどの国においては、買い物でクレジットカードを利用した場合、加盟店が手数料(サーチャージ)を売上代金に加算して請求することが認められている。このサーチャージは一律ではなく各加盟店によって異なる。しかも、イギリスやデンマークなどの国のすべての加盟店でサーチャージが請求されるわけではない。

サーチャージが加算された売り上げ伝票にサインをした後にサーチャージ分の返金をクレジットカード会社に求めても、返金には応じてもらえない。これらの国でクレジットカードを利用する場合には、必ず売上伝票に記載されるサーチャージの有無を確認するようにしよう。

海外旅行でクレジットカードをお得に使うために

空港のラウンジ利用や海外旅行保険が付帯するクレジットカードを選ぶことも重要だが、一番大切なことは「海外旅行でクレジットカードを使う時には、自己責任で細心の注意を払う」ことである。

ATMでキャッシングを利用する時はカードが戻ってくるまでATMから離れない、サーチャージを上乗せされる国の加盟店においては、売上伝票におけるサーチャージの有無を確認してからサインする、円決済も利用できる加盟店では円決済か現地通貨決済かを必ず確認してからサインする、など気を付けたいことはたくさんある。

他にも、帰国後はクレジットカードの暗証番号を念のために変更する、売上伝票は必ず保管し帰国後カード会社から送られる利用明細と必ず照合突合せして不正使用がないかチェックするなど、自己管理と細心の注意を求められるのが海外旅行でのクレジットカードの利用なのだ。

万が一の盗難にあったときのケアやショッピング保険、不正利用があった時の利用者への告知、カード本体のセキュリティ(ICチップ付き)なども考慮して海外旅行に持っていくカードを選びたいものである。

交換レートや海外事務手数料がクレジットカード利用者にとって有利、ラウンジ利用やホテルのアップグレードという面だけではなく、トラブルがあった時のサポートが手厚いクレジットカードを海外旅行のお供に選んでこそ、海外旅行でクレジットカードを最大限に活用できるのだ。

文・ZUU online編集部/ZUU online

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