――とりあえず2人がお酒飲んだらどうなるんだって気持ちは、絶対にファンはあるかなと。

阪元:お酒を飲めるようになったら、「1」のメイド喫茶みたいなシーンもまた雰囲気が変わると思います。

庄村:“長期連載”になりそうでシリーズのこの先が本当に楽しみです。

阪元:今のところ「3」が撮れるとしたら、「出張編」的な感じで雰囲気を少し変えようかなと思っています。日常×殺しはそのままで、観光ムービー的に観光しながら人殺して回るなんてどうかなと。完全にイカれた死神みたいな敵キャラとかも出したいし、「ソナチネ編」もいつかやりたいですね。

庄村:「恋愛要素ないのが良かった」というのは、映画の楽しみ方として勿体無いかもしれないですよね。恋愛はなかったけど、僕はいろんな愛を感じる映画でした。

阪元:ラストはやっぱり“殴り愛”ですから。

(プロフィール)
阪元裕吾(さかもと・ゆうご)
1996年1月18日生まれ、京都府出身。映画『べー。』で「残酷学生映画祭2016」グランプリ、『ハングマンズノット』で「カナザワ映画祭2017」の期待の新人監督賞を受賞する。髙石あかり、伊澤彩織のダブル主演作『ベイビーわるきゅーれ』が大きな評判を呼び、続編となる『ベイビーわるきゅーれ 2ベイビー』は2023年3月24日に公開。