金田が担当するのは、道長、公任と共に青春時代を過ごした一条朝の四納言・藤原斉信。道長の長兄・道隆の下に仕えるも、道長が出世し始めると、変わり身の早さを見せ、腹心として地位を築いていく。清少納言とも交流がある。

 金田は「藤原斉信は紫式部の上司であり、清少納言好みの貴公子。そして花形の近衛中将で人気者。さらには若い頃から切れ者で道長の側近として政治、文化面を支えたのちに『一条朝の四納言』の1人まで登り詰めたスーパーエリートボーイという印象です。震えております。身が引き締まる思いであります。しかし気負わず自分の中にある気品、華、インテリジェンスを総動員して約1000年前の京都に行って参りたいと思います」と並々ならぬ思いで作品に参加。

 そして、「小さい頃から歴史が好きで大河ドラマを見て楽しく勉強させてもらっていました。もう10年以上、歴史が好きな芸人さんたちと毎年大河ドラマが決まったらその人物をどう描くのか予想したり、ゆかりの地にツアーに行ったり、全国の大河ドラマ館に行ったりしていました。前にそのツアーで立ち寄った神社の絵馬に、『自分もいつか大河ドラマに出演します』と書いたことが現実になりました。初大河ドラマ、皆さんに喜んでいただけるように励みたいと思います」と大河ドラマとの関わりを伝え、京都が舞台となる本作への出演に「この世界に入って最初のロケが京都ロケでした。それはNHKさんで初めてのレギュラー番組でした。その後も、新選組の映画で太秦や渡月橋などの歴史的な場所で撮影させてもらったり、相方の川島章良の実家も、元は京都の祇園で京懐石のお店をやっていたりと不思議なご縁を感じます。毎回訪れるたびに新たな発見のあるすてきな場所だと感じています」と明かしている。