町田は「藤原公任は和歌や漢詩の第一人者であり多芸多才。関白の父と、天皇につながる血筋の母を持つサラブレッド。そして、藤原道長の学友でライバルであった人物というイメージがあります。また、実はまひろが紫式部と呼ばれるようになったきっかけをつくった…かもしれないとの逸話も。美意識と言語遊戯の世界で性別関係なく交流を楽しんでいたというところに、約1000年も前の時代なのになにか現代ともつながる感覚があったのではと、距離が近づく感覚がありうれしくなりました。今作でどんな藤原公任を演じていけるのか楽しみでなりません。必死に寄り添っていきたいと思います」と役柄を分析し、撮影に臨む。

 加えて、「『西郷どん』で小松帯刀、『青天を衝け』で土方歳三を演じさせていただいておりまして、今作で3度目の大河ドラマ出演、光栄です。幕末の武士たちを演じましたが、前回の土方歳三役の時に殺陣の稽古を行い、監督をはじめスタッフの皆さんが僕の殺陣を気に入ってくださったことから、殺陣のシーンを多くしてくれたと聞きました。大河ドラマの現場は、本気でやれば本気で応えてくれる挑戦の場でもあると教えていただきました。今回さらに挑戦的に参加したいと思います」と気合が入っている。