続いて、守宮清正役・及川も、北川とのシーンでクランクアップ。恩師と元教え子という間柄を演じた北川と抱き合って互いをねぎらいつつ、「お世話になりました。オリジナルストーリーということで、どういう展開になっていくのかハラハラしつつ、またそれを楽しみつつ参加させてもらいました。またいつか皆さんと、できればマスクを外した状態でご一緒できますよう精進してまいります。ミッチーでした、チャオ!」と爽やかな“ミッチースマイル”で、スタッフと共演者に感謝を伝えた。

 そして、教員役では最後のクランクアップとなった主演の北川は、ロースクール時代の同期・横溝太一役を演じた宮野真守と共に撮影終了。夜遅くまで続いた撮影の中だったが、苦楽を共にした監督から花束を受け取ると、「今回は『ブザー・ビート』(同系)の時にご一緒した野田(悠介プロデューサー)くんからお話しをいただいたので、それだけですぐ“出演したい”と思っていました。そこから実際に台本を読んでみて、人と向き合うことや話し合うことの大切さ、何かを一からじっくり考えることの大切さを、人との関係が希薄になっている今だからこそ描ける作品に参加できてすごくうれしかったです」と絆を感じさせ、「すてきなスタッフ、キャストの皆さんと一緒に“いい作品を作りたい”と、一つの目標に向かって過ごせたのはかけがえのない日々でした」と振り返った。