――『幽遊白書』の楽曲が生まれる布石としての運命的な出会いですね。それから一緒に作品を作るようになると。
馬渡:ほどなくして「一緒にタッグを組まないか?」と言われたんです。「おまえは作曲はできるし、打ち込みも頑張れ。俺は詞を書くから」と。彼はポップな曲だけではなく、私のアンダーグラウンドな曲にも歌詞を付けられるポテンシャルの持ち主なんですよ。ふたりでタッグを組んでからは芝浦・インクスティックや川崎・クラブチッタに出演しながらデモテープをばらまき、結果的にシンコーミュージックさんとMSアーティストさんから声をかけていただきました。
リーシャウロンはシンコーさん推しだったのですが、DREAMS COME TRUEさんが右肩上がりで売れていたのと「2年修行してからデビュー」という前提で声をかけてくれたのとで私はMSアーティストさんに行きたかったんです。やはり、すぐにプロになるのは不安でしたから。それにリーシャウロンも承諾してくれて、MSアーティストさんに所属後にドリカムさんのサポートをすることになったんです。
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