本当に「最高に面倒」なの? 熱湯2度がけをやってみた!

 まずはカップに麺のみ入った状態から、熱湯をカップの線まで注ぎます。この段階で必要なお湯の量は440mlですが、2度がけの際にさらに330ml必要になるため、それを見越して大量にお湯を沸かす必要があります。小さい電気ケトルだと1回では足りなくなる場合もありそう。

 湯戻し時間は4分で、その間にフタの上で「スープ」と「ラード」をのせて温めます。今回は熱々スープが大きな売りなので、袋を温めるか温めないかで、熱々さに影響が出そう。

 4分後、フタの湯切り口からお湯を捨てます。カップ焼そばでもないのにこの工程があるのは面白いですよね。でも実は、麺の湯切りはかなり重要で、お店で食べても湯切りが甘いラーメンは味がボヤけるし、自宅で生ラーメンを作っても実感できます。

 一世を風靡した中村屋の「天空落とし」とか、麺屋武蔵の「よいしょ~」の掛け声をイメージして湯切りしてみると雰囲気が出そうですが、周囲のみなさまから白眼視されないように、できれば1人の時にやったほうが無難かもしれません。

 湯切り後、再び湯を注ぐ前に、4つの袋のうち「旨みだし」を麺の上に開けます。粉末の中に大量のすりごまが入っていて、このまま混ぜて食べても普通においしそうに見えます。