カップ麺に熱湯を2度がけする意味とは

 商品名の「最高に面倒で、最高にうまいラーメン。」。もちろん「最高にうまい」のは大歓迎ですが、「最高に面倒」なのはイヤですよね……? 面倒なのは「熱湯2度がけ」が理由で、一度湯切ってからまたお湯を入れる手間があります。

 パッケージには、「直火で炒めた野菜の旨み」「香り際立つおろし生姜」「コシのある中太縮れ麺」「スープを覆うたっぷりのラード」の4つの“強み”が書かれています。熱湯2度がけによってスープ温度が高温に保たれるため、「コシのある中太縮れ麺」が実現できるようです。

 麺を戻したお湯を一度捨てることで、スープの雑味を除くことができるメリットもありそうで、4つの強みはすべて熱湯2度がけによる熱々でクリアな味と関係していそうです。

 内容物を見ていくと、さすが高額商品だけあって4つの別添袋が入っています。「だし」「スープ」「ラード」「おろし生姜」と、いずれもスープに関係していそうですが、カップには麺しか入っておらず、今回のカップ麺には具は入っていません。

 湯戻し前の麺を、「セブンプレミアムゴールド」のレギュラー商品と比較してみました。どちらも黄色味の強い縮れ麺ですが、よく見ると「最高に面倒で-」の麺のほうが丸みがあり、レギュラー商品の麺はやや平打ち形状となっています。

 平打ちに比べて断面が丸いほうが、厚みがあって熱が内部まで入りにくくなります。「最高に面倒で-」の麺形状は、熱湯2度がけだから可能なものと思われます。