ーー反面、先ほどあげたNetflix映画の『シニアイヤー』の記事は、批判的なことも書かれていますね。
宮下 「わからなかった」から頭に残った、だからこそ書いたところもありますし、書いたからこそ溜飲が下がったところもありますね。自分には合わなかった作品であるからこそ、熱を持って書けたのだと思います。
ーー俳優としてのご自身のことを書いれているのも印象的でした。『蒲田行進曲』や『パワー・オブ・ザ・ドッグ』の記事は、俳優としての目線があってこその内容で素晴らしかったです。記事を書くのは大変でしたか?
宮下 大変ですね(笑)。映画を観終わってから「この作品にはこういう構造があって……」などと考えてから、なんとか書き始めるんですが、その書く内容そのものが決まらずなかなか書き進めないでいるばかりなんです。やっと記事を書いてみれば。「早くやればよかったのにな」「何に悩んでいたのかな」と後悔することも多々あります。それでも、最近はスムーズに書けるようになってきて、1日や2日で書いたと思えば、やっぱり直したりもして、最終的にこれでOK!みたいな感じでやっています。サイゾーの記事のことは、毎日考えているんですよ。
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