ーー子どもの頃からの教養を今になって発揮させているという感じですね。
宮下 そうですね。ただ、アートや刺繍について、今もそれほど詳しいわけではないので、これからもいろいろと学んでいきたいです。
ーー写真を撮るだけでなく、モチーフとなるアートと融合する試みになっていて、単なる写真集としてだけではない、付加価値を与えているのが素晴らしいです。
宮下 そう言っていただけるのであれば、本当に嬉しいです。そして、私自身、こうして形にする、やってみるというチャレンジが、やっぱり好きなんだなと再確認できました。もうデザインを考えるだけで一生終えるくらいですね(笑)。しかも、やっているうちにいつの間にか時間が経っていて、全く苦じゃないんですよ。自分にはそういうところがあるんだと、気が付きました。もちろんこれまでやってきたお芝居とアートは本質的には違うとは思いますが、「表現」ではという点では同じですから。
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