“YouTubeならでは”でいえば、ニューヨーク(29万人)の業界ぶっちゃけトークや、さらば青春の光(87万人)の“ギリギリ”を攻める企画が好例だ。中田敦彦(501万人)も、話術に長け、視聴者の興味を引くテーマを企画・解説するうまさが、なんだかんだいって評価されているポイントだろう。

 元テレビディレクターの三谷三四郎氏が手掛ける『街録ch~あなたの人生、教えて下さい~』(104万人)は、尺にとらわれず、長時間にわたってさまざまな人の話をじっくり聞くのが特徴だが、人選や撮影テクニックはさすがだ。また、ジャニーズ事務所のタレントが公式チャンネルで見せる“素顔”は、ファンにとってはたまらないものだろう。

 自分の“得意”とする“武器”は何か。YouTuberたちには、今度こそ本当に、そんな問いが突きつけられているようだ。