バフィー吉川の「For More Movie Please!」
第6回目は『逆転のトライアングル』をget ready for movie!
人間など生まれながらに平等ではない。立場や環境が変われば男性優位にも女性優位にもなることはあっても、貧富の差やルッキズムという点においては、極端なことを言うと、無人島にでも流されない限りは“逆転”が不可能である。
だったら無人島を舞台にしてみよう! という風刺劇が映画『逆転のトライアングル』。2月23日より公開中だ。
そもそも本作のチャールビ・ディーンという監督は、『フレンチアルプスで起きたこと』(2014)や『ザ・スクエア 思いやりの聖域』(2017)などの過去作を観てもわかるように、作品自体が風刺的なのだから、今回の題材からして悪意に満ちていることは一目瞭然。
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