そしてここから、ENDRECHERIは海外へ自分の音楽が届けられるような環境をさらに整えていった。配信された瞬間に全世界へ届くデジタルシングルでのリリース、そしてYouTubeチャンネルの開設。最初のデジタルシングル「LOVE VS. LOVE」が全編英語詩で歌われたことは、海外への意識を強く感じさせた。堂本剛の宇宙が、これまで以上に多くの人に届けられるようになったことは、私としても非常に感慨深かった。

 前述の「Funkatopia」とは、通訳を挟んだインタビューも実現。ここでも、堂本剛は国外へ自身の音楽を届けることについて語っている。

 もちろん、国内向けの活動も非常に盛んだった。4~5月にはENDRECHERIとして昨年同様、フルバンドで全国ツアー。8月21日には、自身3度目となる音楽フェス『SUMMER SONIC 2022』出演。9月2~4日には、なんと通算12回目となる、『平安神宮 奉納演奏 2022』を行った。これらもフルバンドでの出演であり、映像やバックステージの様子は、GYAO!配信の番組『つよしP』にて観ることができる。

 さらには9月、人気YouTubeチャンネル『THE FIRST TAKE』に出演。こちらではソロデビュー曲「街」を2台のピアノと共に歌い上げ、ファンクだけでなくバラードでも彼の歌を届けていった。この動画は大きな話題となり、再生回数も683万回(2022年12月19日時点)と、同チャンネル内でも高い数字となっている。