そして堂本剛のソロ活動、ENDRECHERIも充実の1年だったと言えるだろう。「LOVE VS. LOVE」「1111111」「MYND」というデジタルシングルリリース、20周年ツアー。さらにこちらも待望の公式YouTubeチャンネル開設となった。
私は今年、彼のソロ活動、ENDRECHERIのファンクについていくつかの記事を書かせていただいた。今回は2022年のまとめとなる記事を、いつものようにファンク研究家としての視点で書かせていただこうと思う。
まず今年は何と言っても、ENDRECHERIが海外で評価され始めたことが最初の大ニュースだった。1月に発表された、ファンク専門の米音楽メディア「Funkatopia」が選ぶ「2021年のファンクアルバムベスト20」に、ENDRECHERIのアルバム『GO TO FUNK』が選出されたのだ。
改めて、この「ベスト」のチョイスが非常に冴えていたことを記しておきたい。プリンス、タワー・オブ・パワーなどの大御所だけでなく、話題のシルク・ソニック、新鋭として大注目のコーリー・ウォン、マーク・レッティエリや、ジャズファンクからもデルヴォン・ラマー・オルガン・トリオだけでなく非常にマニアックなWRDトリオが選出されており、ありとあらゆるファンクを片っ端から聴いて選んだという、Funkatopiaの本気度が感じられるセレクトだった。そこに日本から唯一ENDRECHERIが入っていたという快挙に、ファンカティアー(ファンク・ファン)として大きな賞賛を送らせていただきたい。
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