――そのドラソしかり、振り返るとずっと何かしら誰かとコラボレーションをしているような……

 いやそうなんですよ。去年はテーマが「コラボ芸人卒業」で(笑)。「コラボ芸人やめたいです。誰かのふんどし履かないと存在価値ないみたいな感じになりたくない」って、すごい自分の中で追い込まれちゃって。だから1回自分の楽曲だけで勝負ができるようにもうちょっと集中したいっていうところから「AWAKE」ができたんですよね。

――コラボレーションも含めて、常に毎年何かしらリリースはあるイメージなんですけど、特にTOKYO CRITTERS(ZIN、菅原信介、Shingo.Sとのユニット)が終了してからは自分の名義の作品に集中している印象です。

 そうですね。音楽性もより明確になったというか。CRITTERSをやることで見えた景色もすごいあって。それまで私、ピアノ弾き語りが多かったんで、お客さんが座って観るっていうライブ経験しかあんまりなかったんですけど、お客さんと一緒に踊るっていうCRITTERSでのライブがすごい自分の中でフィットしてたし、それを自分のソロでも続けてやっていこうっていう流れが自然とできましたね。