前回もお伝えした通り、国会を舞台にした草彅剛さん主演のドラマ『罠の戦争』(フジテレビ系)は永田町でも引き続き大人気です。でも、最近思うのは、永田町の内側と外側ではドラマの見方が違うのではないか、ということです。永田町では、『罠の戦争』はもはやファンタジーなんですよね。広いオフィスや女優さんのような美人秘書(女優さんですけど)も含めて、自分たちががんばっている政治の世界、国会が舞台のエンターテイメントなんです。

 しかし、永田町の外では、このフィクションがリアルに思われてしまうんですね。「政治家を茶化しているようで嫌だ」「辛気臭い」と見るのをやめてしまうこともあるようです。

 リアルに思わせるのは制作サイドの努力が実っている証拠ですが、一部の方にとっては「理想の政治家像」とはかけ離れているということなのかもしれません。いろいろ想像をたくましくして見てくださいね。