凪良ゆうによる同名小説を映像化したドラマシリーズ『美しい彼』のシーズン1が放送されたのは2021年。間を空けずに制作されたシーズン2が先日最終回を迎え、来たる4月7日には劇場版の公開が迫っている。
第16回ギャラクシー賞「マイベストTV賞」、ならびに「BLアワード2022」の「BEST映像部門」でグランプリを獲得するとともに、本編で清居奏役を演じた八木勇征は、韓国のソウルを拠点とし、世界中のテレビドラマ作品を表彰する第17回「ソウルドラマアワード」にて「アジアスター賞」を受賞。これは『美しい彼』の瑞々しい映像美とともに、高校生の揺れ動く恋やすれ違う感情を繊細に表現した八木の演技を評価されたことによるものだった。
なぜ『美しい彼』の人気は国内にとどまらず、海を越えたのか? その理由を3つのポイントに絞って解説したい。