※本稿は作品のネタバレを含みます。

 言語化不可。よって活字化も不可。なので 『エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス』はネタバレつうか内容つうかそれぞれのシーンについて言及しつつ原稿を進めていこうかと思う。だってどんだけ文字に起こした所で、してもこの怪作珍品は観なきゃ全くわからんと思う、つうか多少のネタバレつうか、予備知識つうか、事前説明がないとこの映画は、

危険だ。

 そしてこっから下の文章もネタバレを嫌う諸兄諸姉にとっては危険つうかオフィシャルHPのあらすじでさえ巨悪の正体が~であるとバラされているのでネタバレを回避したいのであればオフィも観ちゃダメだぞ。因みにおっさんはオフィシャルHPはおろか予告編すら観ずに行きまして、何となく事前情報を遮断して観たいタイプの映画の様な気がしていたのでそうしたのだが、結果自分にとってはそれが大正解だったのである。