――お笑い大好きプロデューサー・高橋雄作(TP)が見た、芸人たちの“実像”をつづる。今回は『R-1グランプリ2023』について。

 “ピン芸人日本一”を決める賞レース『R-1グランプリ2023』(カンテレ)の決勝が3月4日に行われ、田津原理音さんが3537人の頂点に立った。ファイナルステージでは、コットン・きょんさんを最終投票で3-2で上回り、僅差での優勝となった。

今年の『R-1』は残念ながら大会終了後、運営の不手際による本番中のハプニングによって「ヤラセ疑惑」が浮上し、かなりの盛り上がりを見せてしまったが、僕はすべてのネタでめちゃくちゃ笑ったし、ヤラセでもヤラセじゃなくても本当に素晴らしい大会だなと思った。絶対ヤラセじゃないけど。

 そこで今回は僕が特に「最高!」と思った2人のファイナリストをピックアップして紹介したい。