TBS系金曜ドラマ『100万回言えばよかった』が、最終回を目前に物語は佳境へ入りそうだ。主人公の相馬悠依(井上真央)が、運命の相手だと思っていた恋人・鳥野直木(佐藤健)を突然失い、そこに幽霊となった直木を見ることができる刑事・魚住譲(松山ケンイチ)が現れ、3人で直木の失踪の理由を追っていく本作だが、3月3日放送の第8話では、ついに直木を殺した犯人が明らかになった。

 第8話までで、生前の直木が巻き込まれたとみられる高原涼香(近藤千尋)殺害事件のおおよそは明らかになった。買い物依存症の涼香は、「ちーちゃん」こと武藤千代(神野三鈴)の「仕事」をやっていた関係で「ちーちゃん」から金を無心していたが、かつて涼香とは「仕事」仲間である尾崎莉桜(香里奈)はそれを知って、千代に関わるのは危険だとやめさせようする。しかし翌日、涼香の番号から「こうなりたくなかったら黙ってなさい」というメッセージが届き、莉桜が慌てて涼香の部屋に駆け付けると、そこには変わり果てた姿の涼香が。千代の命令で、息子の田中希也(永島敬三)が殺したのだった。