さて、ようやくWBCが開幕する。大谷、ダルビッシュ、村上、佐々木朗希と豪華メンバーがそろったが、絶対優勝しなければならない使命を課されているだけに、早くも悲壮感が漂っている気がするのは、私だけだろうか。

 そんな中、文春は、東山紀之とDAIGOというタレントが、礼儀をわきまえない取材をしていたと報じている。

 東山は、ダルビッシュの囲み取材でもマスクを着けていなったという。だが、スタッフが注意しても、代表関係者がスタッフを通じていっても、東山は頑として聞き入れなかったという。

 なぜそれまでノーマスクにこだわるのか? 「マスク焼けしちゃうから嫌だ」というのが理由だそうだ。

 一方のDAIGOの方は、テレビと活字メディアと時間を分けて取材をしていたのに、遅れてきて、活字の連中の中に割り込んで、佐々木朗希に聞いたのは「練習時間以外の時間で何しているか」という質問。さらに、「僕、“ウイッシュ”っていうポーズをやっているんですけど、一緒にやってくれない」と、佐々木に要求したという。戸惑う佐々木が一瞬、それらしいポーズをしたが、結局、それはテレビで流れなかったそうだ。

 まあ、WBCはお祭りだから、訳の分からない人間も飛び入りで入ってきて、頓珍漢な質問をすることはあるだろう。

 試合に向けて緊張感を高めなければいけないときに、そんな質問をされれば、内心では「バカ野郎」と思っていても口にはできない。

 そんなストレスが溜まり、試合に影響しないか、心配である。