しかし、少々の懸念材料となっているのが審査方法だ。初戦となった東京・大阪の選考会は、大会事務局公認の審査員によって32組が選ばれた。

「例えばM-1の場合、単純な笑いの量に加え、ネタのオリジナリティー、構成力、さらには将来性なども審査に加味されると言われています。しかし、タイマン方式になるとやはり笑いの量が最大限に優先されることになる。

そうなると、どんなお客さんの前でネタを披露しているかがかなり重要になってくるし、笑いを取ることに特化した“ズルい手法”を出してくる芸人のいるかもしれない。そういったさまざまな要素を、どのように考慮して審査するのかが重要です。M-1との違いもあるし、審査結果に対してネット上で荒れることも予想される。かつ、審査員が誰なのか、芸人がやるのか、それとも観客審査の可能性もあるのかなど、まだ不明な点が多い。賞レースにおいて、審査は最も重要な部分なので、ヘタに奇をてらったシステムを導入して、水を差さないでほしいというのが、全お笑い関係者の願いでしょう」(同)

 いずれにしろ、絶対に盛り上がることが間違いなさそうなTHE SECOND。新たなお笑いのお祭りとして、期待するしかない!