──歴史エッセイスト・堀江宏樹が国民的番組・NHK「大河ドラマ」(など)に登場した人や事件をテーマに、ドラマと史実の交差点を探るべく自由勝手に考察していく! 前回はコチラ

※劇中では主人公の名前はまだ「松平家康」ですが、本稿では「徳川家康」に統一しております。家康に限らず、本連載において、ドラマの登場人物の呼び方は、原則として読者にとってなじみの強い名称に統一します

 『どうする家康』第8回は、俳優さんたちの演技に目を奪われるシーンが多くありました。主演の松本潤さん演じる家康は、頼りなく見えることがまだ多いものの、時折、キリッとした表情になるので、そのギャップが面白いです。